ヒーハングパワー「癒す力」を持つ石として人気に!
日本では1980年以後になって水晶、アメジスト、琥珀、エメラルド、珊瑚、サファイア、ダイヤモンド、ラピスラズリ、ガーネット、翡翠など80数種などがパワーストーンと呼ばれ、スピリチュアルの世界の注目が集まりました。
さらに風水などの占いへの関心も高まった事で、石にヒーハングパワー「癒す力」があるという考えが広まりました。
石を身に付けることで自分に対する信頼感が増し、困難な状況に立ち向かう勇気が湧くと考えられ、一般的にパワーストーンが拡がってきました。 パワーストーンの御利益を決めているのは人の心です。造形の妙への畏敬の念がそのベースにはあるのです。
かたや中国では、多くの種類の玉石があるにも関わらず7000年前からパワーストーンとして長い間愛され親しまれてきたのが新彊の和田玉です。 軟玉と呼ばれる新彊の和田玉について、日本では記載されることは少ないのが現状ですが、中国では、今でも和田玉は「幸運で和やかな平安を喚(呼)び起こす玉」と信じられています。
文献から見る和田玉のご利益
新彊和田玉を身につけていると御利益があり安心した生活が出来ると古く昔から信じられてきた。
陳原心の「玉紀」には「誤って3階から落ちたが玉を身に付けていたから死ぬことが避けられた」。また劉大同「古玉辨」に、胡という左官が棟上をしているときに突然足を滑らせて地面に落ちた。彼は少しも傷が無かった。けれども腰に付けていた玉は数箇所割れていた。さらに、「80才の老人が銭湯に入って風呂を出るときに転倒した。皆びっくりして急いで老人を助け起こしたが、老人は無事で怪我一つ無かった。しかし左腕につけていた玉の腕輪が粉々に壊れていた」。この他に落馬や橋から落ちた人たちは玉を身に付けていたので危険は及ばなかった、等々、昔から言い伝えられてきました。
これらは少し過大表現された部分もありますが、作り話とだけ言えない部分もあります。なぜならば、「古代辨」の中で、趙汝珍は古くから、玉は非常に貴重であったために、玉を身に付けていることで、自分の一挙一動に考えてから慎重に行動するようになり、事故に遭うことも少なくなったこと。 また偶然なことがあっても気持ちが前向きで意志が集中するので、意外と不運になることが少ないということから玉を身に付けることで心理的な要因が護身に役立ったと記述があるからです。
このホームページで新彊の和田玉の底知れぬ奥深い味わいと魅力について少しでも感じていただけるなら幸いに思います。
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