はじめての和田玉-値段が高騰し続ける和田玉

和田玉とは

和田玉(ホータン玉)は、中国新疆のホータン地区(和田地区)で、採取される玉です。
中国では最高な玉として、昔から重宝されており家宝や財産として取引されてきました。
近年は、和田玉の採掘が終わったことで、値段が高騰し始めています。

長い歴史を誇る中国の国宝:和田玉

和田玉は中国の国宝で長い歴史を持っています。
人々を魅了する和田玉は、きらびやかで美しく多彩な文化を持ち、昔から工芸品が伝えられており広く知られてきました。
世界中にある数多くの宝石などは、和田玉と匹敵することができないと言われ、和田玉は古人に「真玉(本当の玉)」と呼ばれたほどです。軟玉の産地は中国では新彊の和田地方だけでなく、その周辺や雲南、黒龍江省等にも産生しますが和田地方の軟玉が質と品位がもっとも素晴しいと云われています。中国以外でもロシア、カナダ、ニュージーランド、アメリカ、オーストラリア、朝鮮半島それと台湾にも少量産生されています。

新彊和田白玉の産地

中国新彊の崑崙(クンルン)山脈に源を発する玉竜喀什(ユイロンカシー)川と喀柆喀什(カラカシ)川は、和田市の北方で合流してホータン川(和田川)となりタリム川にそそいでいます。
和田玉は、この約海抜4000m上流の源流から和田川に至る古い河床またはその両側の河川敷に分布しており、地表に出ていたり、地下奥深くにもぐっていたり、河床に散在したりしています。
以前は、数万人から数十万人の人が和田玉を探すため、掘ったり、拾ったり、河に入って玉をすくったりしておりましたが、
10年ほど前から和田玉は枯渇状態となり、現在、採取・採掘することができなくなり、価格が高騰しています。

カラカシの山 岩肌が川に削られています。

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